バッハアンサンブル富山 > 練習日誌

01/08 佐々木先生 01/15, 01/16 01/22/11

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2022/01/22


16:00~18:00 大練習室1
マスク着用で、ソーシャル・ディスタンス(左右1m、前後2m)を保ち、換気に配慮しながら練習しました。

出席者 22 名

▽ラジオ体操・発声練習の後、
まず、BWV161「Komm, du suesse Todesstunde」の5.Chorusを丁寧に見ていただきました。
「Wenn」の母音「e」をきちんと鳴らすこと、
下降音型で弱くなっていかないこと、
フレーズの入りは必ず指揮を見て合わせること、
「suessen Himmelsfreude」では、「uウムラウト」の発音に気をつけること、
「Himmelsfreude」を一語として発音すること、といった注意がありました。

▽次に、BWV45「Es ist dir gesagt,Mensch,was gut ist」の1.Coroも見ていただきました。
「Mensch」の部分などは、息の流れの勢いを弱めないこと、
自分のパートがメロディのときは前もって意識しておくこと、
メリスマの部分は一つ一つの粒を立てながらも流れを意識し、息を吸うときは音符を飛ばし、全体の流れの中で遅れないようにという指示がありました。

▽さらにBWV105「Herr, gehe nicht ins Gerichit mit deinem Knecht」の6.Choralは、
四分音符を一つひとつ分けて歌わないこと、
フェルマータの前の音に、フレーズが終わる期待感をきちんと持たせること、といった注意がありました。

▽全体的な指示として、必ず各パートの課題をいつも意識して歌うこと、
具体的には、ソプラノ・テノールは、音程に振り回されずにまっすぐに歌う意識を持つこと、
アルト・バスは声を先に送るように遠くに基点を置き、顔を上げる意識をもって喉を開くこと、ということでした。

※文中の下線を施した箇所で、
「ue」は「uウムラウト」、「ss」は「エスツェット」です。

2022/01/16


10:00~13:30 婦中ふれあい館・大研修室
マスク着用で、ソーシャル・ディスタンス(左右1m、前後2m)を保ち、換気に配慮しながら練習しました。

出席者25名

▽ラジオ体操・発声の後、
BWV161「Komm, du suesse Todesstunde」の5.Chorusから、丁寧に見ていただきました。

▽テンポを保ち、急がないこと、
フレーズの中で「Gottes」の部分は一段と膨らみを持たせること、
声を喉から離すために、ハミングで練習をし、そのポジションで歌うこと、
「heute」「noch」の「オ」の母音を明るくすること、
音が上がるときには必ずめくる意識を持つこと、
41小節から、フレーズのつながりを意識すること、
下に下がる音を落としてしまわないこと、同じ音の連続でも一回ずつきちんと上げること、
51小節からは小節ごとに積み重ねを意識すること、
71小節からの「komm」は、もう一度懇願する意識を持つこと、
95小節の「Wort」は子音の発音量を増やすこと、といったご指示がありました。

▽BWV161の6.Choralでは、
コラールは言葉を伝えることが大切である、
4小節目の「-rt」はきちんと指揮を見て合わせること、
「Wuermen」「wirt」など、「w」と「b」、「r」と「l」の発音の違いが明確になるように発音できるように練習しておくこと、といったご指導がありました。

▽次に、BWV105「Herr, gehe nicht ins Gerichit mit deinem Knecht」の1.Coroを見ていただきました。
「Herr」は、情感豊かに感情をこめて歌い、「-rr」を傲慢な歌い方にしないこと、
その後の「gehe nicht ins Gericht」は少し抑え気味にする、
またAllegro部分で、特に二分音符は指揮を見て合わせること、といったご注意がありました。

▽BWV105の6.Choralでは、
言葉を伝えること、
最後に向かってゆったりと穏やかになっていくように歌うこと、
「Nun」は「今こそ」と言っていることを理解してしっかり歌うこと、といったご指導がありました。

▽さらにBWV45「Es ist dir gesagt,Mensch,was gut ist」の1.Coroでは、
ロングトーンの部分はポンと入って退いていき、また膨らませていくという歌い方をすること、
テンポは指揮と一体になる意識で、器楽の刻みとずれないように、特に「dir ge-」の部分が遅れないようにすること、
「-sagt」の切り方は丁寧に、といったご指示がありました。

▽BWV45の7.Choralでは、
八分音符で動くパートが歌えるように意識すること、といったご注意がありました。

※文中の下線を施した箇所で、
「ue」は「uウムラウト」、「ss」は「エスツェット」です。

2022/01/15


14:00~18:00 婦中ふれあい館・大研修室
マスク着用で、ソーシャル・ディスタンス(左右1m、前後2m)を保ち、換気に配慮しながら練習しました。

出席者25名と大澤さん(チェロ)

*14:00〜 増田さんによる全体練習*

▽ラジオ体操・発声の後、
BWV45「Es ist dir gesagt,Mensch,was gut ist」の1.Coroから歌っていきました。
「-gt」のタイミングをそろえること、
指揮をきちんと見ること、
181小節以降、メリスマの箇所は他パートとそろうように意識すること、
といった注意がありました。

*14:50〜 佐々木先生のレッスン・大澤さんのチェロとともに*


▽まず、全体練習の声をお聞きになって、
声をストレートに押しすぎているので、声を回す(ジラーレ)ように、というお話がありました。

▽BWV161「Komm, du suesse Todesstunde」の5.Chorusから練習を始めました。
常に回しながら響きをつないでいく意識を持つこと、
高い音の後の低い音の音程が下がらないように、
全体を俯瞰し、自分が全体の中でどのような役割を担っているのかを理解して歌うこと、
53小節目〜「sich kleide」の子音の入れ方に注意すること、といったご指示がありました。

▽またBWV161の6.Choralでは、
受難コラールを噛みしめて歌うこと、
子音の「k」と「l」は、特別に意識して歌うこと、
四分音符を一つひとつ押すのではなく、フレーズを意識して歌うこと、
4小節目までは、1回目と2回目の歌い方の違い(2回目は明るい)を際立たせること、
このコラールは勝利宣言で終わる、受難は救いであるという意識を持つこと、
作曲者が曲に込めた感情を汲み取り、書かれた内容の気持ちになって歌うこと、といったご指導がありました。

▽次に、BWV105「Herr, gehe nicht ins Gerichit mit deinem Knecht」の1.Coroを見ていただきました。
落ち着いて言葉を発音すること、
「Herr」は、八分音符の場合でもきちんと準備しておくこと、上に向かって歌うこと、
またフレーズの終わりはカデンツ゜を意識し、和音をわきまえて歌うこと、といったご指導がありました。

▽BWV105の6.Choralでは、
合わせる意識を持つこと、
1小節目で、コンマをきちんと踏まえて歌うこと、といったご注意がありました。

▽さらにBWV45「Es ist dir gesagt,Mensch,was gut ist」の1.Coroでは、
曲を整理し、テーマを浮き立たせるために、肝心なところ以外は傍らに回る意識で控えること、
落ち着いて歌うこと、
フレーズの終わりをデリケートに終わらせるように、といったご指示がありました。

▽BWV45の7.Choralでは、
「Fleiss」の「F」のタイミングに注意すること、
9小節アウフタクトの「Gib」からが後半であることを意識すること、といったご注意がありました。

※文中の下線を施した箇所で、
「ue」は「uウムラウト」、「ss」は「エスツェット」です。

2022/01/08


16:00~18:00 大練習室1
マスク着用で、ソーシャル・ディスタンス(左右1m、前後2m)を保ち、換気に配慮しながら練習しました。

出席者 21 名

▽ラジオ体操の後、
発声練習では、自分の身体を鳴らすことを意識しましょう、という注意がありました。

▽BWV105「Herr, gehe nicht ins Gerichit mit deinem Knecht」の1.Coroについて、パート毎に丁寧に歌い方を見ていただきました。
「Herr」は、「e」でお腹を使い、「rr」は前に飛ばすこと、
「mit deinem Knecht」では、「nem」の箇所の和音をきちんと聴いてハモらせること、
「Knecht」は「K」と「necht」を分けるつもりで、「-nem K/necht」のような意識で歌うようにという指示がありました。
また、Allegro部分では、二分音符の下降音型の箇所で、落ちていかないように、他のパートの刻みを意識しながら歌うこと、といった注意がありました。

▽次に、BWV45「Es ist dir gesagt,Mensch,was gut ist」の1.Coroも見ていただきました。
歌の前の器楽のところで、この曲を歌う身体を作っておき、
「お告げです」という提示の意識をもって歌うこと、
各パートが順に入ることで層に厚みが出て、全パートがそろったところで安定する、という流れをつかんでおくこと、
「Mensch」は、「人々よ!」という呼びかけをしっかりつかむこと、
最後の「Gott」では、「tt」の後に口を閉じないように、
また、指揮をきちんと見ること、特にフレーズの終わりの数小節は暗譜しておき、佐々木先生の指示どおりに歌うこと、といった注意がありました。

▽さらにBWV161「Komm, du suesse Todesstunde」の5.Chorusでも、
まずこの曲を歌う身体にしておくこと、
テンポが走るパートは言葉の回しが早いことが原因でもあるので、丁寧に発音すること、
53小節からの「sich kleide」は、「sich k/leide」という意識で歌うこと、といった指示がありました。

▽また6.Choralは、最後の「Tod」の「d」を発音するときに口をすぼめないこと、
また、音を伸ばしている外声部は、内声部の動きをきちんと聴き、また動いている内声部は存在感を与えるような歌い方をすること、といった指示がありました。

※BWV161のタイトル中の下線を施した箇所で、
「ue」は「uウムラウト」、「ss」は「エスツェット」です。